業種

美容室経営(150店舗)

導入の背景

各店舗で記入する技術カルテを本部で集約してマーケティングに活用したいと考えていたが、紙で行っているため実現するのが難しかった。また、紙のカルテはスタッフによって記入方法がバラバラで、分かり易いカルテもあれば、内容が分かりづらいカルテのもあるため、全店舗の書式の統一ができずにいた。
そこで、カルテの記入方法を選択式にするなどして、入力方法を簡素化し、記述内容を標準化したいと考えたのが開発の経緯でした。カルテ入力は、PC スキルがなくても入力できそうな iPad を採用し、その他の売上情報などは従来の基幹システムを利用することとし、導入をスムーズに行うため、なるべく開発範囲を小さくした。カルテに利用した各マスタ(商品マスタ・社員マスタなど)は基幹システムのマスタを使うことで、社内全体のデータがバラバラにならないようにも考慮した。

開発内容

各店舗の iPad と本部の FileMaker Server をオンラインで接続して、技術カルテを入力し、本部でリアルタイムなデータを集約できるようにした。入力作業の負担軽減や記述内容の標準化のため、iPad のキーボードはなるべく出さずに、選択ボタンでの入力や手書き・ 写真撮影での取り込みを多く採用した。
また、記入したカルテを基幹システムに取り込めるよう、エクスポート機能をつけて、入力は iPad で、閲覧や検索は基幹システム側で行うようにした。従来の基幹システムのスタッフマスタをファイルメーカーにインポートできるようにして、基幹システムとのマスタ連携を図るようにした。

主な機能
  • 顧客新規登録
  • 顧客・カルテ検索
  • 施術内容別入力画面
  • カルテ表示画面
  • 入力者権限設定
  • スタッフマスタインポート機能
  • 入力済カルテのエクスポート機能
導入後の効果

これまで紙で行っていた技術カルテを iPad で電子化した事により、全店舗の技術カルテを本部で集約可能になり、これまで個人差のあったカルテ記入方法も統一することができたので、複数店舗の情報分析が可能になり、顧客のニーズや傾向から次の戦略を立てる際に効果を発揮している。また、PC操作が苦手なスタッフも多くいたが、何度も試行錯誤を繰り返し、操作性の良い iPad 画面に仕上げたことや、既存の基幹システムとうまく両立させて運用することにより、開発範囲を最小限に留めることができたのが、全店舗へのスムーズな導入に繋がりました。

システム構成
サーバー Windows Server 2008 R2(FileMaker Server 12)×1台
クライアント Windows 7(FileMaker Pro 12)×1台
クライアント iPad(FileMaker Go 12)×500台
納品年月

25年10月

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