1. 安定した高速動作
- 常に安定したスピード(CPU/EBS クレジットなし)
- 高速な IOPS
- スペックに現れない細部にわたる高速化技術
作成と削除をLoop | 作成をLoop | |
Mac mini 2018 i5 3GHz SSD (Mac OS) | 457 | 255 |
AWS t2.medium(Linux) | 41 | 27 |
AWS c4.xlarge(Linux) | 75 | 26 |
AWS m4.2xlarge(Linux) | 86 | 25 |
Google e2-standard-2(Linux) | 153 | 37 |
Google n2-standard-2(Linux) | 249 | 43 |
FileMaker にとって、ディスクにアクセスする速度は重要な指標になります。
上図では、Mac mini 単体、Amazon AWS、Google Cloud の環境において、FileMaker Server 上で10分の間に作成や削除を何回行えるかを検証したデータになります。作成や削除をするレコードは、165MB相当のテキストを含みます。
※AWS は FileMaker Cloud 1.18、Google Linux は、FileMaker Server 19.1.2
※AWS 、 Google いずれも SSD 60GB で計測
2. 高品質な回線
Google プレミアム回線
FileMaker では1つのレイアウトを開くだけでも、なんどもサーバーとの通信が行われています。そのため、回線が低レイテンシであることが重要になります。下図上段の Google プレミアム回線では、プロバイダから PoP(一番近い Google のアクセスポイント)にアクセスします。PoP からインスタンスまでは Google の専用線で一直線に通信しています。一方、左図下段の通常回線では、ユーザーはプロバイダからインターネット上の様々な地点を経由してインスタンスまで到達します。
マルチリージョンスナップショット
どのリージョンにスナップショットをとっても通信量は無料。
Google のすべての API Service との通信量無料
画像、音声、動画など AI 関連では特に有効。
3. ライブマイグレーション
FileMaker にとって突然のシャットダウンは致命的
クラウドとはいえ、実際のハードウェアメンテナンスは定期的に行われています。AWSなどほとんどのクラウドサービスでは年に数回はハードウェアメンテナンスが事前に告知され、その日までに必ず再起動を行う必要があります。この告知を無視していると、その日に強制的にシャットダウンになり、タイミングが悪いとファイルが壊れる。FileMaker にとって突然のシャットダウンは致命的でもあります。
Google Cloud では、仮想領域の移動は瞬時に行われるので、Google の都合による再起動はありません。