KBS タイムスタンプ for Claris Connect
Claris Connect の iTrust コネクタ を利用するために必要な、サイバートラスト株式会社が運営する iTrust リモート署名サービスへの申し込みおよび証明書納品、請求などの手続きを代行するサービス
![](http://conseiller.sakura.ne.jp/kbs2024/wp-content/uploads/2024/01/img_hero_11.png)
改正電子帳簿保存法の対応が急務の背景
2024年1月から改正電子帳簿保存法が施行され、電子取引データの保存が義務化されます。特に「真実性の確保」が求められるため、このサービスが企業にとって大きなメリットをもたらします。
また、ノーコード・ローコード開発ツールによるアプリケーションを内製化するユーザーが増加する中では、電子帳簿保存に関するフルサービスではなく、タイムスタンプを簡単な手順で付与する機能のみを提供するサービスが求められています。
KBS タイムスタンプ for Claris Connect サービス概要
Claris Connect の iTrust コネクタ を利用するために必要な、サイバートラスト株式会社が運営する iTrust リモート署名サービスへの申し込みおよび証明書納品、請求などの手続きを代行するサービスです。
以下の手続きを、お客様およびサイバートラスト株式会社に代わって行います。
・「iTrust リモート署名サービス」への申し込み手続きの代行
・「iTrust リモート署名サービス」の利用に必要な証明書の納品
・「iTrust リモート署名サービス」の利用料金の請求
弊社においてこれらの iTrust コネクタご利用のための手続きを一括代行することにより手続きの簡易化を実現するほか、通常必要となる「iTrust リモート署名サービス」の月額基本料金についても低価格でのご提供が可能となります。なお、料金体系としては月額基本料金に加えてタイムスタンプの使用数に応じた料金が適用されます。
※サイバートラスト株式会社が提供する iTrust リモート署名サービスでは、電子署名、タイムスタンプを利用できますが、Claris Connect ではタイムスタンプ機能のみご利用になれます。
※Claris Connect は、iPaas (Integration Platform as a Service)としてクラウドおよびオンプレミスの様々なアプリケーションやサービス、データの統合・連携を可能とし、ワークフローを自動化するクラウドベースの統合ソリューションです。
タイムスタンプとは
タイムスタンプとは、スタンプが付与された時間に電子データが確かに存在しており、それ以降改ざんされていないことを証明する技術です。タイムスタンプに記載されている情報とオリジナルの電子データから得られる情報を比較することで、タイムスタンプの付された時刻から改ざんされていないことを確実かつ簡単に確認することができます。タイムスタンプは、時刻認証局(TSA)がユーザーの電子文書に付与するものですので、電子データにタイムスタンプが付与された時点で、以降は改ざんされていないことを客観的に証明することができます。
※参考:タイムスタンプについて(総務省)
Claris Connect + iTrust の特徴
iTrust リモート署名サービスのタイムスタンプ機能に対応
サイバートラスト株式会社が提供するトラストサービス「iTrustリモート署名サービス」のタイムスタンプ機能に対応したAPI連携用コネクタにより、電子取引データへのタイムスタンプ付与が容易に実現できるほか、改正電子帳簿保存法の要件である電子データの「真実性の確保」にも対応可能です。なお、本タイムスタンプ機能には、総務大臣認定のアマノタイムスタンプサービス3161が採用されています。
API への理解やアプリケーションへの連携機能実装作業を最小化
Claris Connect を利用することにより、ユーザは直感的な画面で高度な API の知識不要で自社アプリケーションと「iTrust リモート署名サービス」との連携を実現することができます。
iPaaS としての幅広い連携
Claris Connect は、多様なアプリケーションとの連携が可能です。Claris FileMaker との連携はもちろん、例えば Google Apps Script を使用して、Google Drive の特定フォルダ内の PDF へ自動的にタイムスタンプを付与することができます。
タイムスタンプ発行の流れ ※PDFにタイムスタンプを付与するまでの流れ
![](http://conseiller.sakura.ne.jp/kbs2024/wp-content/uploads/2024/01/TS_img09.png)
ご利用料金
項目/プラン | 月額プラン | 年額プランS | 年額プランL |
---|---|---|---|
初期導入費用 | ¥18,000 | ¥18,000 | ¥18,000 |
基本料金 | ¥6,000/月 | ¥88,000/年 | ¥148,000/年 |
基本料金に含まれる スタンプ数 | ー | 5,000スタンプ | 10,000スタンプ |
スタンプ利用料 | 20円/1スタンプ | ー | ー |
超過スタンプ利用料 | ー | 15円/1スタンプ | 10円/1スタンプ |
※初期導入時のみ初回証明書発行手数料として18,000円(税別)がかかります。
※年額プランは基本料金にスタンプ数が含まれます。スタンプ数を超過して利用した場合、超過スタンプ利用料がかかります。
月額プランについて
・月額の基本料金に加え、タイムスタンプ毎に課金されます。
・タイムスタンプのカウント集計は月末。月末集計完了後すみやかに請求書を発送します。お支払いは利用月の月末締め翌月末までの振込です。
・間違いによる発行やテスト目的でのリクエストであっても、タイムスタンプが発行されれば課金されます。
年額プランについて
・1年単位でのご利用時の価格です。平常月は少なく年度末などに集中する方には特にお勧めです。
・年間基本料金に含まれるタイムスタンプ数を超えた場合は、超過スタンプ利用料を請求します。
・お支払いは基本料金が先払い、超過スタンプ利用料のお支払いは利用月の月末締め翌月末までの振込になります。
技術情報
・アマノタイムスタンプサービス3161に対応。
・課金はリクエストではなく、タイムスタンプ発行時にカウントされます。
・対応ファイル形式はPDFのみです。
・PDF のバージョンは 1.4~1.7 に対応。2.0 はサイバートラストの対応スケジュールに合わせて対応予定です。
・PDFファイルに含まれるページ数の制限はありませんが、PDFファイルを含む1回のリクエスト全体で最大10MBまでが可能です。
・10年間検証可能なタイムスタンプです。
・基盤として、サイバートラスト社 iTrust リモート署名サービス、アマノタイムスタンプサービスを利用しています。
・弊社は証明書の発行と毎月の請求を行うのみです。リクエスト内容やPDFファイルの授受や監視等は行っておりません。
・すでに iTrust サービスをご利用中であっても、同じ証明証はお使いいただけません。
・iTrust タイムスタンプのフロー作成手順については、サンプルファイルをご確認ください。
お申し込み
お申し込みは専用の申し込みフォームから申請してください。契約に必要な書類を送付いたします。
タイムスタンプをご利用するには証明書の発行が必要になります。申し込み完了後、弊社からサイバートラスト社へ証明書の発行を依頼します。証明書の準備ができましたら証明書を納品しますので、Claris Connect へ証明書をインストールしてください。毎月のご利用金額は寿商会からお客様へ請求いたします。
![](http://conseiller.sakura.ne.jp/kbs2024/wp-content/uploads/2024/01/TS_img07-1024x104.png)
よくあるご質問
iTrust コネクタ
iTrust コネクタは タイムスタンプの付与だけに課金されますか?
・証明書の利用料として月額費用か最低利用料金がかかります。
・iTrust コネクタは タイムスタンプの付与が成功したときにカウントされます。
PDF の対応バージョンは?
iTrust コネクタでは 1.4〜1.7 に対応。
・最新のバージョン2.0 が2017年に策定されていますが、互換性の観点から バージョン2.0 のPDFファイルはまだ少ない。
・FileMaker で作成される PDF はかなり以前からずっと 1.6 です。
タイムスタンプの確認
Windows の Edge ブラウザや、macOS の プレビュー.app で署名を表示する方法はありますか?
ありません。Adobe Acrobat Reader(無償)をインストールしてお使いください。
タイムスタンプ付与済みの PDF は編集ロックが掛かりますか?または修正した場合はどうなりますか?
編集ロックはかかりません。修正は可能ですが、有効なタイムスタンプ付与の後に編集された(編集後の状態に対するタイムスタンプがない)ことがわかります。
![](https://kotovuki.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/qa_ts01.png)
タイムスタンプの有効期限
iTrust コネクタを利用しタイムスタンプを付与した後に10年経過前に、iTrust コネクタの利用を解約した場合、タイムスタンプの有効期間の10年はどうなりますか?
付与済みの PDF は、10年間(プラス10ヶ月程度)問題なく有効性が表示されます。
iTrust コネクタを利用しタイムスタンプを付与して、その PDF を10年経過前にさらに延長することはできますか?
・一般的にアーカイブタイムスタンプと言われる付与により延長できます。iTrust コネクタでは「タイムスタンプの有効期限延長」を選択して付与してください。
・すでにタイムスタンプが付与されている PDF にアーカイブタイムスタンプではないタイムスタンプを付与することはできますが、最初の期限切れの時点でタイムスタンプの有効切れと表示されてしまいます。2回目以降の付与は必ずアーカイブタイムスタンプをご利用ください。
![](https://kotovuki.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/qa_ts02.png)
Claris Connect
Claris Connect の iTrust コネクタの設定はすべて正しいはずなのに、エラーになります。
・対応するファイルは 10MB以下のPDFファイル に限ります。
・iTrust コネクタに必要な Base64 テキストは改行コードを含まないものが必要です。
FileMaker では Base64Encode関数ではなく、Base64EncodeRFC関数を使用してください。
例: JSONSetElement ( “{}” ; “base64” ; Base64EncodeRFC ( 4648 ; $PDFfile ) ; 1 )
・On-Premise Agent で扱えるデータは1MB以下である必要があります。サンプルファイルの方法でご利用ください。
FileMaker Pro を使う場合、「Claris Connect フローをトリガ」スクリプトステップを使うのが良いのか、「URL から挿入」スクリプトステップを使うのが良いのかオススメは?
「URL から挿入」では cURL オプションを使って、POST送信、Content-type:application/json などの設定が必要です。これを苦にしない方はどちらでも良いと思います。
履歴が残っているはずなのに消えています。なぜですか?
・「History」は送受信の履歴です。これは30日で自動削除されます。
・「Versions」はフローの設定履歴で、これはずっと残ります
Claris Connect のよくある質問は以下をご確認ください。
https://support.claris.com/s/article/Claris-Connect-FAQ?language=ja