Google Cloud 認定資格試験を受験してみた

Professional Google Workspace Administrator 認定資格の遠隔監視オンライン試験を受けてみた経験をシェアしたいと思います。

Professional Google Workspace Administrator とは?

Google Workspace の管理・導入に必要な専門知識が問われる試験です。この資格を取得することで、 Google Workspace に関する深い知識や新しいスキルを身につけ、自身のキャリアアップに繋げることができます。しかし、試験は比較的高い難易度といわれています。 Active Directory やディレクトリサービス、Eメールの基礎知識、SSO、OAuth などの IT 基礎知識が必要です。

試験の準備

1.kryterion のサイトでユーザの登録

kryterion サイト URL
https://www.webassessor.com/wa.do?page=publicHome&branding=GOOGLECLOUDJP

2.試験の申し込み(遠隔試験)

kriterion サイトを開き、 Webassessor アカウントを作成する。
・「試験のお申し込み」から「Google Cloud Certified – Professional Google Workspace Administrator(Japanese)」を選択する。
・「遠隔監視」の「今すぐ購入」を選択する。
・日時を選択して条件に同意し、「選択」をクリックする。
・支払い情報の入力またはバウチャーコードがある場合は入力し、「お支払い」を選択する。

3.遠隔受験用セキュアブラウザアプリのインストール

・システム要件を確認して満たす必要があります。一般的なパソコンであれば問題ないでしょう。
https://www.webassessor.com/wa.do?page=certInfo&branding=GOOGLECLOUD&tabs=13&sjid=10664843607315995122-AP
kriterion サイトの「登録済み試験」から「新しいセキュアブラウザをインストールする」から最新の InstallLDBOEM-SDK.zip をダウンロードし、インストールします。このブラウザからじゃないと受験はできません。

4.生体認証の登録

kriterion サイトの「登録済み試験」から指示に従い生体認証登録を行う。

受験当日の流れ

1. 試験を受ける部屋の準備
Google Cloud 認定資格ヘルプに記載されている要項に従って、試験を受ける部屋を整えます。必要なもの以外は排除し、静かで集中しやすい環境を作ります。「5.試験官とのやり取り」でかなり突っ込まれるので、部屋の選択はかなり重要です。

2. 必要な持ち物
受験に必要なものは、カメラが接続・内蔵されたPCと免許証です。「5.試験官とのやり取り」で部屋内を撮影することを考慮しておいてください。もし必要であればマウスも用意します。

3. 受験用ページへのログインと待機
Webassessor の受験用ページにログインし、「登録済み試験」から「スケジュール済みの試験」を確認します。

4. 試験開始前の手続き
試験開始予定時刻の10分前に、試験リンクが有効になります。試験開始予定時刻の前後10分以内に開始ボタンが押されないと受験資格を失う可能性があるので、注意が必要です。リンクが有効になったら「開始」ボタンをクリックする。

5. 試験官とのやり取り
「開始」ボタンのクリック後、約10分ほど待つと試験官からチャットが来るので、指示に従い、顔の撮影(メガネを外して)、免許証の提示、部屋の撮影を行います。免許証の撮影は、免許証全体を写した後、名前が大きく映るようにカメラに近づけるように指示が出されます。部屋の撮影では、部屋全体や机の上、下など細かく確認し、不審なものがないか確認します。このやり取りでは、その部屋の状況によっては大きく時間を要するかもしれません。本棚があればその本棚を布で覆うとか、本棚を空にする必要がでてくるなど。自分は何もない会社の会議室だったので、最終的に OK が出るまでにおよそ5分ほどかかりました。
部屋のチェック完了後、指示に従い試験の準備 でインストールした遠隔受験用セキュアブラウザアプリを起動します。試験が終了するまで画面の切り替えができなくなります。

6. 試験開始
「開始」ボタンを押すと試験が開始され、120分のカウントダウンが始まります。試験の準備時間は試験時間に含まれません。

7. 試験の進行と終了
問題は全50問あり、ほとんどが4択の選択式問題で、数問は複数選択式です。未回答や後で確認したい問題は、後で一覧で確認することができます。

8. 試験終了後
試験終了後に約5分ほどのアンケートに回答します。その後、合否が表示されます。表示されるのは合否のみで点数や間違えた部分などは確認できないので注意が必要です。

再受験

再試験は受験した日から2週間以上空ける必要があります。詳しくは Google Cloud 認定資格ヘルプをご参照ください。
https://support.google.com/cloud-certification/answer/9749448?hl=ja

出題範囲と役立った教材

出題範囲

・Professional Google Workspace 管理者
 https://cloud.google.com/learn/certification/google-workspace-administrator?hl=ja
・認定試験ガイド
 https://cloud.google.com/learn/certification/guides/google-workspace-administrator?hl=ja
・学習プログラム
 https://www.cloudskillsboost.google/paths/24?hl=ja
・ウェブセミナー: Professional Google Workspace Administrator 認定試験の準備に役立つヒントやコツなどが得られます。

役に立った教材

・Udemy の模擬試験
 https://www.udemy.com/course/pgw-professional-google-workspace/
Udemy の模試が非常に効果的で、頻繁にセールが開催されており手頃な価格で購入可能です。
・Google 公式の模擬試験
 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfjO0tdoBiwvmmy-fcJVtKVwEavDoupVsUSJSw1cDqT2Zoj7Q/viewform?hl=ja
Google Form で受験する Google 公式の模擬試験。無料で受験可能で、氏名、メールアドレス等を登録するだけで受験が可能です。問題数は20問で、受験後に正答率と解説が表示されます。

さいごに

Google Cloud の認定資格試験を受験し、その経験を共有させていただきました。ちなみに私は第一回を先日受験し、不合格でした。難易度は高いですが、これから資格試験に挑戦を考えている皆さんにとって、参考になる情報となれば嬉しいです。