Claris Engage 2024 Conference へ行こう

いつもならアメリカで毎年夏に開催されていた Claris FileMaker のイベントは、
コロナ禍でこの何年も開催されていませんでした。
いよいよ開催可能になった今回は珍しく 2月開催になりました。

このアメリカでのイベントは現地集合、現地解散です。
ほとんどの参加者は自分で航空券や宿、ESTAなどの事前予約や登録、
アメリカ入出国やアメリカ国内移動が必要なためハードルが高くなっています。

弊社では 2019 年に旧のイベント名を称した Devcon(FileMaker Developer Conference)へ行こう を、
全 6 回にわけて開発者ブログに投稿しました。
そこで今回はその 4 年前と比べて変わってきている部分の最新情報 2024 をここにまとめたいと思います。

出発準備

eSIMが便利

通信環境は大切なライフラインです。
モバイル Wi-Fi は一瞬流行りましたがバッテリーの問題が多く今となっては不向きです。
iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降では eSIM という SIM が標準装備されています。

現在のメインが物理 SIM を使っている場合は、アメリカ用に eSIM の短期契約、
メインが eSIM の場合は、アメリカ用に物理 SIM を買っておくと便利です。
アメリカ入国と同時にインターネット通信ができ、日本の携帯番号も維持されるので電話や SMS も着信できます。

国際電話アプリを確保すべし

別に今お使いの日本の携帯番号から国際電話をかけることができますが、馬鹿高い通話料金がかかります。
アメリカ国内からアメリカのお店への電話や、
アメリカ国内から日本への電話が簡単に低価格で掛けられると便利です。
またアメリカからヨーロッパへ電話する機会も次のようなケースが誰にでもあるかもしれません。

今回私が体験したのが、便の欠航やトラブルなどで日本の航空会社の国際線窓口に電話するシーンです。
長蛇の列に並ぶのも嫌だし、カウンターの人が日本語が話せる人にあたるかどうかわからないので、
国際線窓口へ電話した方が早くて確実です。
しかし、国際線電話窓口は 24 時間ではなく日中時間帯しか繋がりません。

そこで航空会社からおすすめされたのが日中時間帯になっているヨーロッパか北米の窓口に電話する方法です。
日本の航空会社であればどの地域にも日本語で話せるようになっています。
つまり、日本にいようが海外にいようが、日本、ヨーロッパ、アメリカに電話できるようにしておくと、
飛行機の乗り換えトラブル時に便利です。

結局私は eSIM として Airalo 、国際電話として Skype を使いました。
Skype 電話は アメリカやヨーロッパでも 1分 2.44円、アメリカフリーコールへも0円で電話できるのでおすすめ。
eSIM のベストが Airalo かどうかには自信がありません。
おすすめがあればみなさん教えて下さい。

おすすめお菓子ランキングの傾向と対策

個人的な意見なので笑い飛ばしてもらえればいいですが、
この並び順は現地についてから美味しかったラインキングです。
トップは ぱりんこ です。この傾向わかりますか?

醤油味よりも塩味、油分のない軽さ、が重要です。
いつもなら寝る前にちょっと一袋柿の種とかつまんでしまいがちですが、
味覚の傾向も数日のアメリカ生活で変わってしまいました。

日本から出国

ペットボトル飲料の確保

ペットボトルは、国内線では未開封や内容物が確認できれば持ち込み可能ですが、
国際線では手荷物検査の時点で未開封であっても持ち込みできません。

出国審査(今では顔認証ゲート)を通過後の免税エリアでペットボトル飲料を買うことができます。
アメリカ到着後でも不慣れな人は水を買うことすら勇気がいるので、このエリアで買っておくことをおすすめしたいです。
しかしこのエリアでもインフレが激しく、ペットボトルの水は176円~360円とお店によってバラバラで、
2023 年 12 月時点では自販機が最安値でした。

アメリカ入国

税関申告書は不要に

ESTA が必須なのは変わりません。ESTAの有効期限は2年間で、その間にパスポート番号が変わるようであれば新しく ESTA の登録が必要です。

税関申告書という飛行機内でCAさんから渡される縦長の紙ですが不要になっています。
もちろん申告が必要なもの持ち込む場合は申告窓口に行く必要がありますが、ほとんどの方は不要かと思います。

入国審査の質問攻め

アメリカ労働者の保護が目的なのかどうか知りませんが、
入国審査時に審査官と英語でやり取りしなければならない質問攻めが以前よりも多くなっています。
私と知人の例ですと、以前は3つ程度の質問だったのが、今は倍ぐらいあったような気がします。
それでもいろんなサイトに載っている想定質問ばかりですので過度な心配は不要です。
何しに来た、何人できた、アメリカは何回目だ、以前いつ来た、どこに泊まる、どこに観光に行くのか、帰りの飛行機は予約済か、家族がアメリカにいるのか、などです。

観光

犯罪多発エリアを確認

アメリカ人は優しく親切な人が多いので気が緩みがちですが、
アメリカの犯罪率は上昇傾向のようです。

最近ではアメリカの警察が発表するデータを元に犯罪マップを公開するサイトが増えてきました。
これらのサイトを見てから観光ルートを考えるのはいかがでしょうか。
CRIMEMAPPING.com は広告がほとんどなく見やすいのでおすすめです。
ただし、このMAPに犯罪のピンが1つもないから安心と考えていいのか、
それとも僻地なので対応していない地域というだけなのかは、
しっかり確認することをお忘れずに。

日本入国

いち早く家に帰る

日本の入国の流れは変わっていません。それでも電子化が進んでいます。

  1. 入国審査。日本人は顔認証ゲートで楽勝
  2. 預け入れ荷物のピックアップ
  3. 税関。税関申告書は日本の場合は黄色の縦長の紙でもいいですが、Visit Japan Web で事前登録してQRコード発行し、専用端末でQRコードとパスポートをかざせば、税関専用の顔認証ゲートで通過できるので楽

1. の顔認証ゲートが一瞬で終わる分、2. 預け入れ荷物のピックアップではある程度の時間待たされます。
ここで Visit Japan Web で登録しても間に合うぐらいです。
私が行ったときは、黄色の紙を持って並ぶ列も、 Visit Japan Web で QR コード 発行済の人が並ぶ列も、
ほとんどガラガラだったので差はありませんが、混んでくるとその差は広がるんだろうなと思います。

Claris Engage でお会いしましょう

このブログで現地集合、現地解散の不安を少しでも取り除き、
たくさんの方と笑顔でお会いできることを願っています。
また、おすすめのアプリやサイトがあれば Claris Engage でお会いしたときに教えて下さい。