FileMaker CloudはFileMakerファイルをホストして、複数のクライアントの接続を受け付けます。
これまでFileMaker Serverがその役割を担っていたのですが、
これからはFileMaker ServerかFileMaker Cloudのどちらかを選択できます。
情報収集
ファイルメーカーのホームページ 技術仕様 FileMaker Cloud にはこの2つの違いについて丁寧に記載してあります。FileMaker Cloudしかできないという機能はなく、機能の豊富さでは FileMaker Serverの方が勝ちます。
もちろんオンプレミスではFileMaker Serverの一択になりますが、Windows Serverのクラウド+FileMaker Serverの組合せを検討しているのであれば、FileMaker Cloudを特におすすめしたいです。
FileMaker Cloudの概要についてファイルメーカーの カスタム App アカデミー の チュートリアル 203:共有 で短いビデオでわかりやすく解説されています。これからはじめようという方はぜひご覧ください。
その他 FileMaker Cloud 入門ガイド 、 FileMaker Cloud ヘルプ 、 FileMaker Cloud スターティングガイド を読むと理解が深まるでしょう。
FileMaker Cloud イチオシ! ポイント
- クラウドなので経年経過によるマシントラブルから解放
- クラウドなのでマシン(インスタンス)スペックをいつでも簡単に上下できる
WebDirectを徐々に使用するとき特にありがたい - CentOS なので動作が「軽い」
- バックアップはAWSの機能を使うので動作が「軽い」
クラウドにおいては動作が「軽い」=「安い」に直結します - Auto-Maintenance機能により安定動作
FileMaker Cloudを検討するときの注意点
- FileMakerライセンスは年間継続型(FLT年間/AVLA/ASLA)のみ使用可
- カスタムWeb公開(XML/PHP)は使えません
- FileMaker Server向けプラグインは使えません。FileMaker Cloud専用のプラグインが必要
- クライアントとバージョンを揃える必要がある
- クライアントがログインする際はアカウント名とパスワードの入力が必須(ただし回避策はあります)
- ホストのタイムスタンプやサーバー上でスクリプト実行時のタイムスタンプはUTCになる
- AWSのT2インスタンスやgp2の「バースト機能」の仕様をよく理解しないと思わぬ速度低下を招く
個人的に、注意点さえクリアできれば、もうAWS 上に Windows Server たてて FileMaker Server を運用する必要ないと思ってます。
なぜ?。
それも含めてこれから本Blogに少しずつ詳細を掲載していきますので、乞うご期待。