FileMaker データベースへの新規ユーザの接続を許可するかどうかを設定できます。本機能を有効にする前に接続しているユーザは接続が維持され変更の影響を受けません。
設定方法
[構成]−[一般設定]−[新規ユーザをブロックする]を「有効」にする
どんな機能か
本機能を利用する事で、「有効」にしたタイミング以降、クライアントからの新たな接続をブロックできます。特定のファイルのみを指定することはできません。サーバーで公開中のファイルすべてが対象になります。
どんな時に便利か
サーバーで公開中のデータベースファイルを完全アクセス権で修正したり大規模にデータ差し替えするときに、自分ひとりしかファイルにアクセスしていない状況を作りたいときに便利です。状況は次のとおりで、FileMaker Go がたくさん接続する FileMaker Server でとくに助かる新機能です。
- 自分はファイルにアクセスして改修しないといけないので、FileMaker Server Admin Console 上でファイルを閉じることはできない状況です。
- 接続中のクライアントは「接続解除」をすることで強制的に追い出すことができます。FileMaker Pro や FileMaker WebDirect クライアントは、接続解除して追い出してしまえば、新たに接続しようとしてきたときの OnFirstWindowOpen トリガのスクリプトを工夫しておけば、強制的にファイルを開こうとしてもすぐに接続を切ることは可能です。
- ところが、FileMaker Go は接続後にホームボタンなどを押してバックグラウンドになると、FileMaker Server Admin Console のクライアント一覧からは消えますが、FileMaker Go がフォアグラウンドで戻ってくると OnFirstWindowOpen トリガを経由せず再接続できてしまい、私一人しか接続していない状況が作れません。
- そんなときは今回のスイッチをONにし、次にその時点で接続中のクライアントを「接続解除」さえすれば、私一人が確保できます。OnFirstWindowOpen に加工は不要ですし、FileMaker Go はフォアグラウンドにしても画面フリーズして画面操作できません。
実際そのときどういうメッセージがでるか
ファイルを新たに直接開こうとしたとき
サーバーのファイル一覧を開こうとした時
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