Claris FileMaker WebDirect で使用される Java
Claris FileMaker Server で FileMaker WebDirect 機能を動かしているプログラムは Java で書かれているようです。
これまでのバージョンの一部では、FileMaker Server のインストール時点では何も聞いてこなかったのに、
FileMaker Server で初めて FileMaker WebDirect の機能を ON にしようとしたときに Java のインストールが求められたかと思います。
Java のバージョンと有償版の歴史
私も詳しくないのでこのサイトの情報も交えて概要をお伝えします。
Java のバージョンは、7、8 と数字が続き、
その後は長期サポートの LTS 版と、サポート期限の短い non-LTS 版がリリースされてきました。
FileMaker はこれまでのバージョンで、その当時の最新の Java のバージョンに対応してきました。
しかし、バージョン 11 のときには、これまで無償だった Java を、
Oracle は無償のバージョンと有償のバージョンに振り分け、
「将来無償で使い続ける方法がなくなってしまうのか?」と全世界を震撼させました。
そのため FileMaker では Java 11 が必要な FileMaker Server 19.2.1 以降からは、
無償版の OpenJDK を入れるのか、有償サポートの Oracle JDK を入れるのか、
選択できるようにしてました。
そして、Oracle は世界中の不評を受け入れたのか、
最新の LTS 版である Java 17 から無償化に戻しました。
そのため、新バージョンからの Ubuntu OS の FileMaker Server では何も聞かれずに Java 17 がインストールされるようになったという経緯だと思います。
Java 17 によるメリット
最新の LTS 版ですので、安定しているのと、
今後しばらくはアップデートが提供される安心感があります。
高速化にも寄与していると思われますし、
OpenJDK 11 のサポート期限は 2024年10月ですので、
WebDirect を使うなら バージョン 2023 へのアップデートのタイミングを考え始めてもいいかなと思います。
公式の情報
Claris FileMaker Server 2023 における Java バージョン 17 の使用
Claris FileMaker Server 2023 と Java 17 のインストール
【 余談 】
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リンク先を開いていただけると大変助かります。
Claris International Inc. (日本語)
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