FileMaker Cloud ファイルのアップロードのポイント

FileMaker Cloud セットアップが完了したら、FileMakerファイル(.fmp12)をアップロードをします。
アップロードの方法はver13以降のいつも通り、FileMaker CloudでもFileMaker Pro(Advanced)からアップロードをします。
しかし、少しだけFileMaker Cloud特有の作法が必要です。

  • アップロードできない 時のポイント
  • アップロードはできたけど、ファイルが開けない時のポイント

アップロードできない 時のポイント

完全アクセス権のパスワードが設定されていない

完全アクセス権にパスワードが設定されていないとアップロードがエラーになります。
完全アクセス権が複数ある場合はそのすべてにパスワードが設定されている必要があります。

FileMaker Pro とバージョンが合っていない

2018年2月現在、FileMaker Cloud は大きく2つのバージョンがあります。1.15.x.x、1.16.x.xです。
1.15.x.xはFileMaker Pro 15(Advanced)からのみ、1.16.x.xはFileMaker Pro 16(Advanced)からのみアップロード可能です。

完全アクセス権のアカウントとパスワードで自動ログインする設定になっている

ここが一番気づきにくいポイントなんですが、ファイルオプションで「次のアカウントを使用してログイン」に完全アクセス権のアカウントとパスワードが入っているとアップロードできない場合があります。FileMaker Cloudのバージョンによって大丈夫な場合があるので見逃されがちなポイントです。
いずれにしても、FileMaker Cloudではどのアカウントで設定してあっても「次のアカウントを使用してログイン」は無効化されますので、アップロードするときには常にこの機能のチェックを外すと良いでしょう。

アップロードはできたけど、ファイルが開けない時のポイント

FileMaker Pro とバージョンが合っていない

ファイルのアップロードにも書きましたが、使用する時もバージョンが一致していないとファイルを開き、操作することはできません。(もしかして今後はWebDirect推しなのかな?)

アップロード後にFileMaker Cloud Admin Consoleでファイルの「OPEN」を実行していない

FileMaker Cloudではファイルの暗号化(AES256)が必須となっています。FileMaker Pro AdvancedがあればDeveloperユーティリティから暗号化してもいいですが、FileMaker Cloudでもファイル公開前にファイルの暗号化を自動的に行います。
いずれにしても暗号化されたファイルは、暗号化パスワードがないとをFileMaker Cloud上で開くことができません。そのためアップロードが成功してもすぐファイルが開けない状態になります。
ファイルのアップロードが完了したときは、FileMaker Cloud Admin Consoleにログインし、ファイルの「OPEN」を選択し、出てきたダイアログで暗号化パスワードを入力してください。

ちなみに、そのパスワードを保存するか?のチェックボックスはオンにしましょう。Auto-Maintenance機能により1日1回FileMaker Cloudが再起動した際には、暗号化パスワードが保存されていないファイルは再起動後ファイルが閉じたままになります。

fmapp拡張アクセス権が付与されていない

FileMaker Pro(Advanced)、FileMaker Goがネットワーク経由でアクセスする場合は、そのアカウント(実際はそのアクセス権セット)にfmapp拡張アクセス権が付与されている必要があります。完全アクセス権にはファイルアップロードの際に自動付与されるので、何も手を加えなくても問題なくアクセスできるのですが、その他の一般的なユーザーが正しいアカウント名とパスワードを入れてもアクセスできないことが考えられます。

「次のアカウントを使用してログイン」が機能しない

FileMakerでは一般的に、ファイルオプションの「次のアカウントを使用してログイン」にアカウント情報を設定しておくと、ファイルを開くときにアカウントやパスワードの入力をせずに自動的にログインさせることができます。
しかし、FileMaker Cloudではセキュリティーの観点から、機能しないように制限されています。
自動的に開く場合は、URLスキーム、オープナーファイルの配布等で対応する必要があります。

ゲストアカウントが使用できない

FileMaker Cloudでは [ゲスト] アカウントは使用できない仕様になっています。