Claris Connect 概要まとめ

クラリスがワークフロー自動化プラットフォーム「Claris Connect」を正式にリリースしました(プレスリリース)。情報はまだ少ないですが、弊社が概要をまとめ、独自のレビューを投稿します。(n.fujimoto)

利用期間と価格

基本的に1年契約。その他15日間の無料評価が可能。

本契約(有料)
・Essentials (ライト プラン):121,920円/年
・Standard (スタンダード プラン):306,600円/年

評価版について
・サイトから直接申し込む場合、無料評価の申し込みでもクレジットカードなどの登録が必要
・パートナー向けやFDSメンバー向けなど、開発者向けライセンスはない(本社には要望が多数きているらしいです・・)
・期間が終了すると、自動更新はされない
・希望すれば本番ライセンスへ移行可能

契約内容の違い

・有効なフロー数とAPIコール数。https://store.filemaker.com/claris-connect
・利用できるWebサービス(app)数は、Essentialsは3つまで。Standardは無制限 (ただしFileMaker Serverとの接続はappにカウントしない)
・ユーザ数(管理・開発用)は制限なし

利用可能言語・地域

・管理画面は英語のみ
・中国を除くすべての国で利用可能

アクセス先

Claris Connect
https://connect.claris.com/
FileMaker IDを持っていて、Collaboratorとして招待された人がアクセス可

FileMaker Customer Console
https://console.filemaker-cloud.com/app/home
ここでライセンスや招待するユーザ(管理・開発用)を管理

技術リソース

製品紹介ページ
https://www.claris.com/ja/connect/

Claris Connect Help
https://fmhelp.filemaker.com/en/connect-help/

Claris Connect FAQ
https://support.filemaker.com/s/article/Claris-Connect-FAQ?language=ja

ebook
https://content.claris.com/getting-to-know-claris-connect-ebook-en

Creating Your First Flow
mailchimpとslackを使用したサンプルフロー作成チュートリアル
(上記ebookと同じページからダウンロード可)

わかったこと

・Claris Connectは、複数のWebサービスを連携させることで、いろいろな業務上のタスクを自動化するためのサービス
・利用するWebサービス部品のことをappと呼ぶ
・フローを定義するには、各appのWebサービスで予めアカウントを作成しておき、その認証情報と初期設定が必須
・オンプレミスのFileMaker Serverを利用する場合、ローカルにダウンロードしたagent-installerというプログラムを使って、Firewall内のマシンにMacOS Connect Agent(Macの場合)というサービスをインストールする(Windows版もあり)。Agentマシンのconfigaration.ymlファイルに複数のDB(FileMaker ServerかMySQL)を登録できる。なお、Agentはactionとしてのみ使用でき、triggerとしては使用できない
・appには、triggerかactionのいずれかのみに対応するものと、どちらにも対応するものがある

2020年3月6日現在
app trigger action カテゴリ URL 日本語サイト
Active Campaign O O メール配信 https://www.activecampaign.com/ X
Asana X O プロジェクト管理 https://asana.com/ja O
Autopilot X O マーケティング(メール配信?) https://www.autopilothq.com/ X
AWS Lambda X O サーバレスコード実行 https://aws.amazon.com/jp/lambda/ O
AWS S3 X O ファイルホスティング https://aws.amazon.com/jp/s3/ O
AWS SES X O メール配信 https://aws.amazon.com/jp/ses/ O
AWS SNS X O pub/subメッセージング https://aws.amazon.com/jp/sns/ O
AWS SQS X O メッセージキューイング https://aws.amazon.com/jp/sqs/ O
Box O O コンテンツ管理 https://www.box.com/ja-jp/home O
Calendly O X スケジュール管理 https://calendly.com/ X
Clearbit O O データ解析 https://clearbit.com/ X
Docparser O O 文書のテキスト解析 https://www.box.com/ja-jp/home O
Docusign O O 電子署名 https://www.docusign.jp/ O
Dropbox X O ファイル管理 https://www.dropbox.com/ O
Eventbrite O O イベント管理 https://www.eventbrite.com/ X
FileMaker Cloud O O
FileMaker Server 18v3 O O
Formstack O X 入力フォーム https://www.formstack.com/ X
Freshdesk X O カスタマーサポート https://freshdesk.com/jp/ O
Google Maps X O 地図サービス https://www.google.com/maps/ O
Google Translate X O 機械翻訳 https://translate.google.com/ O
Mailchimp O O メール配信 https://mailchimp.com/ X
Mailgun X O メール配信 https://www.mailgun.com/ X
Mailparser O X メールのテキスト解析 https://mailparser.io/ X
MS SQL Server X O
MySQL Server X O
Office 365 O O
On-Premise FileMaker Server X O
On-Premise MySQL Server X O
Particle O O IoT基盤 https://www.particle.io/ X
Pipedrive O O 案件管理 https://www.pipedrive.com/ja O
PubNub X O リアルタイムコミュニケーション https://www.pubnub.com/ X
QuickBooks X O 会計ソフト https://quickbooks.intuit.com/ X
Sendgrid X O メール配信 https://sendgrid.com/ X
Slack O O コミュニケーション https://slack.com/intl/ja-jp/ O
Stripe O O オンライン決済 https://stripe.com/jp O
Trello O O プロジェクト管理 https://trello.com/ O
Twilio O O コミュニケーション https://www.twilio.com/ja/ O
Twitter X O コミュニケーション https://twitter.com/home?lang=ja O
Typeform O X 入力フォーム https://www.typeform.com/ X
Wufoo O X 入力フォーム https://secure.wufoo.com/ X
Zendesk O O カスタマーサポート https://www.zendesk.co.jp/ O
所感

・Zapierと比較すると、管理画面は英語のみ・割高?FileMaker Serverと接続する部分が売りともいえる?
・Utilityとよばれる基本部品(下図)は、appとしてカウントされない (のでいくつでも使える?)

・Webhooksという部品を使いこなすことで、FileMaker Data APIまわりの難しい設定を簡単にできるようにしてくれそう

・Approvalという部品は、メールとWeb画面で簡易的なワークフロー承認画面を提供する。これは個人的に一番興味がそそられる。