Windows10 の新しいブラウザ Edge と FileMaker について ( 修正版 )

Windows10が一般公開されました。弊社で確認したところバージョン14のみならず、11,12,13もインストール可能で、少し確認したところ不都合な点は見つかりませんでしたが、今後も注意深く確認する必要があるのかもしれません( 2015/8/4現在 )。

( 追加 2015/8/5 ) http://filemaker-jp.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/15178/

Windows10のブラウザに関してはいろいろと注目されていまして、弊社も製品対応しなければならず正式リリースを待っていたのですが、下記の情報のようです。

  • Windows10 の標準ブラウザは、全く新たに開発された Edge というもの。
  • Edge は今までの IE と互換性がない。
  • Windows10 には IE11 もアプリケーションとして標準でインストールされている。
  • Windows10 の IE11 はWindows8.1搭載の IE11 と全く同じ。

さて、本題ですが、FileMaker の Webビューア という機能は、レイアウト内にブラウザの機能を搭載するものなのです。そのレンダリングエンジンは今まで OSによって固定されていました。WindowsにSafariをインストールしても、すべての端末にChromeをインストールしてもWebビューアが使用するレンダリングは変更できません。

  • Mac            Safari
  • iOS             Safari
  • Windows8.1まで IE

今までの流れで考えると Windows10は Edge になってしまうのか思っていたのですが、実際は IE11 でした ( FileMaker Pro 14.0.1 ) というのが答えです。ですので、今まで動作していたのもは何も手を入れずに、そのまま動くから安心ということです。

ただし、JavaScript で userAgent を取得した場合の結果が違ってきますので注意が必要です。とくに、IEのバージョン確認でよく使用する Trident/ の数字が違います。IE11でF12デバック時はOKなのにWebビューアでは動作しないときのヒントとして記憶しておくといいと思います。

  • IE11 を直接起動して取得した場合は ( *****は環境によって異なる模様 )
    Mozilla/5.0 (Windows NT *****; Trident/7.0; ***** rv:11.0) like Gecko
  • FileMaker Pro のWebビューア内で取得した場合は ( こちらは2台検証の結果同じでした )
    Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.2; Win64; x64; Trident/8.0)

当初本投稿は上記Tridentの数値違いイコール新しいブラウザという間違った解釈を出しておりました。間違いを 社本 修司 様 にすぐご指摘いただき内容を差し替えさせていただきました。感謝申し上げます。ありがとうございました。

 
ブログ一覧へ