Claris Engage 2025 参加レポート(最終日)

最終日の情報と、残る情報のすべてを投稿したいと思います。

Training Day: Getting Started with Claris FileMaker and AI (Add-on)

3日目の3/27は、Training Day に初めて参加してみました。私が選択したのは、Cris Ippolite さんが講師の AI 機能実装のハンズオンです。受講者は70人ほどで、Cris さん自身も、今までの参加者数の新記録かも知れない、とのことでした。

講師は、Cris さんと Ronnie さん( Ronnie さんは午後から参加)、アシスタントの方が5名ほど後ろで待機し、わからない場合は挙手すれば、すぐに駆けつけてフォローしてくれる、という手厚いサポート付きでした。

開始前にアシスタントの方が AirDrop で zip ファイルを配り、指示に従ってCohereのアカウントを作成して API Key を取得して準備完了です。
午前は、Cris さんのセマンティック検索機能の実装。
午後14:00までは、プロンプト作成のコツ。

14:20からは Ronnie さんのパートでした。オープニングキーノートなどで紹介された、音声による自然言語の指示で FileMaker とやり取りするデモが、裏側でどのように作られているかについて、詳しく解説が行われました。

そこで使われている Function Calling の考え方や、Mermaid 記法で ER 図を書かせるプロンプトに GetTableDDL を使ってFileMaker のスキーマ情報を渡す方法など、一般的な LLM 活用のあらゆる手法が駆使されていました。Ronnie さんは、現行の FileMaker のバージョンで苦労して作ってきましたが、今後はそれらの機能が新しい AI 関連のスクリプトなどに還元され、我々開発者が同じことを簡単に実現できるようになることを、もう少しの間期待して待ちたいと思います。

英語との格闘に勝利

iPad は昨年紹介したとおり、Microsoft Translator を大きな画面で確認するため。リアルタイム翻訳してくれ、正確性は少し劣るけどスピーカーの話やQ&Aでのディスカッションがあっても話題についていけます。

MacBook はメモをするためと、iPad を立てかけるため、足回りの保温のためにもこの状態で膝の上で使用します。

そして今年は iPhone を2台持ち。1台は写真をとるため、もう1台はボイスレコーダーのため。ボイスレコーダーの録音はセッションが終わってから AI サービスにセッションスライドPDFとともに投げます。今の AI サービスは Claris Platform の一般的な知識と1時間のセッションの中での文脈やPDFに書いてあることを総合的に理解した上で文字起こし・翻訳・概要文作成を数分程度で作ってくれます。

これにより後でセッション中にこんなようなこと言ってた?自分の解釈間違ってない?のような振り返りがほぼ完璧に可能になり、英語との格闘にいよいよ勝利したと言っていいと思います。

前後の余興

初日の到着日は特になんの予約もしていませんでしたがレンタカーを借りていたので、1時間程度郊外にある州立公園には野生のワニがいるとのことで行ってみた。またもう一日は テキサス ヒューストン で毎年恒例のロデオショーがあり観戦した。

Engage 中は時差ボケで眠くてしょうがなかったり、英語に慣れる頃に帰国となってしまったことが過去にあったので。とても大事な時間です。

また、安い航空券を選んだことでその分滞在日数が長くなってしまいました。運良く MotoGP of the Americas が 車で30分程度の位置にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカス(COTA)で行われているとのことで観戦。世界大会をモータースポーツの聖地 COTA で見られてよかった。

初日編
二日目編
最終日編:本投稿

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