Claris FileMaker の ODBC 接続を整理してみた

初学者情報発信の伊藤です。
ODBC って聞いたことあるけどなんだろう?
ということで今回は、簡単に ODBC について調べたことを投稿します。

ODBC

RDBMS へ接続する方式のことを指します。
RDBMS の各製品やバージョンに対応した ODBC ドライバーを、接続したい端末に
インストールすることで ODBC 接続が可能になります。

FileMaker 側から RDBMS のデータを使用したいときは、
FileMaker 側に RDBMS の指定する ODBC ドライバーを入れます。
様々なアプリケーションから、FileMaker Server のデータを使用したいときは、
アプリケーションを動かす端末側に FileMaker Server のODBC ドライバー を入れて使います。

< FileMaker でできること>
ODBC 接続によって FileMaker では「ODBC インポート」「SQL 実行」が可能になります。

 

RDBMS
Relational DataBase Management System の略。
ORACLE、SQL Server、MySQL、PostgreSQL などがこれにあたります。
SQLというデータベース言語で、テーブルやフィールドを作ったり、レコードを操作します。

 

ESS 接続

RDBMS のテーブルを、FileMaker のリレーションシップグラフ上のテーブルオカレンスとして
扱うことが可能になります。

FileMaker  Server をインストールしているサーバーに ODBC ドライバーをインストールします。
RDBMS のテーブルを、FileMaker のリレーションシップグラフ上のテーブルオカレンスとして
扱うことが可能になります。

この ESS 接続の場合はクライアント端末に ODBC ドライバーのインストールは不要で、
FileMaker Server にだけ ODBC ドライバーのインストールが必要になります。

Actual ESS Adapter

FileMaker Server が PostgreSQL もしくは IBM Db2 へ ESS 接続するときに、
ODBC ドライバーに加えて必要になるアドオンです。
Actual Technologies が開発、販売しています。

 

Actual Technologies
Macintosh のデータベース接続状態を進めることをミッションと考える、アメリカの企業です。

RDBMS のメーカー各社は WindowsOS 向けに ODBC ドライバーを公開していても、
Mac OS 向けは作成していない場合がほとんどです。
Actual Technologies はサードパーティーという位置づけになりますが、長年 Mac OS 向けに
各 RDBMS 用の ODBC ドライバーを開発、販売しています。

 

各データソースに対する OS に適切な ODBC ドライバーについての 詳細はこちらから
https://support.claris.com/s/answerview?language=ja&anum=000023433