Claris Connect の可能性を無限大に!「カスタムコネクタ」で”できない”を”できる”へ

Claris Connect を使っているけれど、あのサービスと連携できたらもっと業務が効率化できるのに…

標準コネクタだけでは、あと一歩、理想の自動化に届かない…

日々の業務で、こんなふうに感じたことはありませんか?

もしそうなら、 Claris Connect の拡張機能「カスタムコネクタ」が、そのお悩みを解決する鍵になるかもしれません。

この記事では、「カスタムコネクタ」とは何か、なぜ必要なのか、そして開発をサポートする便利な環境について、分かりやすく解説します。

読み終える頃には、カスタムコネクタがどのようにお役に立てるかをご理解いただけるでしょう。

Claris Connect の基本について

そもそも Claris Connect って何?

という方は、まずはこちらから。
弊社ブログで基本を解説していますので、ぜひご覧ください。

Claris Connect は、ノーコードでさまざまなアプリケーションを連携させ、業務プロセスを自動化できるクラウドプラットフォームです。

Claris Connect ハンズオンセミナーのご案内

記事を読むだけじゃなく、実際に触って覚えたい!

という方へ。
弊社では、定期的に Claris Connect ハンズオンセミナーを開催しています。

13:30 から 17:00 まで、実際に手を動かしながら Claris Connect を集中的に学べる内容で、毎回ご好評をいただいております。

Claris Connect をしっかりと習得したい方におすすめです!

カスタムコネクタの概要:「いったい何ができるの?」

さて、本題のカスタムコネクタです。

カスタムコネクタって、具体的に何をしてくれるものなの?

カスタムコネクタとは、一言で言えば、 Claris Connect で標準提供されていないアプリケーションやサービスにも接続するための機能です。

Claris Connect は多数のアプリケーションとの連携をサポートしていますが、カスタムコネクタにより、さらに独自のアプリケーションとの連携も可能になります。

Claris Connect には、最初から多くの便利な「標準コネクタ」が用意されています。しかし、世の中には星の数ほどのサービスやアプリケーションが存在しますよね。

「このサービスと繋ぎたいのに、標準コネクタがない…」そんな場面に遭遇したことはありませんか?

たとえば、あなたの会社が利用している特定の業界向け SaaS や、独自に開発した社内システムなど、標準コネクタが用意されていないケースは少なくありません。

しかし、カスタムコネクタを使えば、 Claris Connect が標準では接続できない外部サービスとも連携できるようになるのです。

カスタムコネクタが必要となる理由:「どんな時に役立つの?」

標準コネクタで十分便利なのに、なぜわざわざカスタムコネクタが必要になるの?

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、次のような「あと一歩」を実現したい時、カスタムコネクタがその真価を発揮します。

「このサービスと連携したいのに、標準コネクタがない…」を解決!

まさに先ほど触れた通りです。 Claris Connect が標準でコネクタを提供していない外部サービスと連携したい場合、カスタムコネクタがその橋渡し役となります。あなたの使いたいサービスとの連携を諦める必要はありません。

「標準コネクタはあるけど、使いたい機能が足りない…」を解決!

「このサービスの標準コネクタはあるけれど、データの取得方法が限定的…」「もっと細かい操作をしたいのに、対応するアクションがない…」
こんな経験はありませんか?標準コネクタが提供されていても、利用したい特定のアクションが含まれていない場合があります。このような時、必要なアクションを持つカスタムコネクタを自分で作成することで、かゆいところに手が届く連携が実現できます。

「社内で使っている独自のシステムとも連携したい!」を解決!

多くの企業や組織では、外部に公開されていない独自の社内システムを利用しています。
「この社内システムと Claris Connect を連携できれば、業務が劇的に変わるのに…」と考えたことはありませんか?

当然、これらのシステム用の標準コネクタは存在しません。しかし、カスタムコネクタを用いれば、こうした組織独自の内部システムと Claris Connect との連携・統合も夢ではありません。

このように、カスタムコネクタは、 Claris Connect の適用範囲と可能性を大きく広げてくれる、非常に重要な機能なのです。

弊社サービスのご紹介

カスタムコネクタの可能性は分かったけど、自分でカスタムコネクタを開発する時間やリソースがない…

カスタムコネクタを作ってみたものの、バイナリファイルの処理や OAuth 認証の自動更新など、カスタムコネクタでもってしても実現できない連携がある…

そんな課題を解決するために、弊社では、 Claris Connect の標準機能だけでは実現が難しい連携を、より手軽に可能にするための Web API サービス「 Kotobuki APIs & Connectors 」(通称 KAC “カック”)を提供しております。

このサービスは、汎用的な API と Claris Connect 用カスタムコネクタを提供することで、多様な形式の Web API と Claris Connect との連携を力強く支援します。ご興味がございましたら、ぜひ一度、以下のサイトをご覧いただけますと幸いです。

カスタムコネクタの基本機能(開発環境):「難しそう?いえいえ、心強い味方がいます!」

カスタムコネクタを作るって、専門的なツールがたくさん必要で、設定も複雑そう…

そんな不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、ご安心ください! Claris Connect には、カスタムコネクタ開発をスムーズに進めるための、親切な開発環境が用意されているのです。

カスタムコネクタは、 JSON 形式のテキストデータで定義されます。 Claris Connect には、この JSON を編集するための専用エディタが標準装備されており、ブラウザ内で作成可能です。

「何もないところから作るのは大変そう…」を解決!テンプレートからの作成

このエディタには、カスタムコネクタの基本的な JSON 構造があらかじめ用意されています。これを「雛形(ひながた)」として編集を進められるので、ゼロからすべてを書き起こす必要はありません。

さらに、プルダウンメニューから「 Google Maps 」や「 OpenAI 」などの既存サービスのサンプルテンプレートを選択し、そのサンプルコードを参考にしながら、あなたの作りたいカスタムコネクタを形にしていくことも可能です。

「うっかりミスが怖い…」を解決!開発支援機能

この JSON エディタには、開発者を助ける便利な機能が満載です。

構文エラーチェック:「あれ、どこか間違えたかな?」を即座にお知らせ

JSON の構文に誤りがある場合、エディタが該当箇所を強調表示し、問題を視覚的に教えてくれます。

エラー箇所にカーソルを合わせると、エラー内容の詳細(例: “Expected comma” – コンマが必要です)と分かりやすく表示されるので、修正もスムーズです。

入力候補の提示(オートコンプリート):「何を入力すればいいんだっけ?」をサポート

JSON エディタには、タイプアヘッドのような入力候補を賢く提示してくれる機能も備わっています。たとえば、 “type” というキーに対して値を入力しようとダブルクォーテーションを入力すると、その場面で使用可能な値の一覧が自動的に表示されます。

これにより、「本来使えない値を誤って入力してしまい、後でエラーに悩まされる」といったミスを未然に防ぐことができます。

「作ったものが正しく動くか、すぐに試したい!」を解決!デバッグ機能

この開発環境の素晴らしい点は、作成したアクションをその場でテストできるデバッグ機能が組み込まれていることです。

応答(レスポンス)の確認:「 API サーバーからの返事はどうだったかな?」

アクションをテスト環境で実行すると、自動的に「応答」タブが開き、 API からのレスポンス情報(成功したのか、エラーだったのか、どんなデータが返ってきたのか)が一目で確認できます。

要求(リクエスト)の確認:「ちゃんと意図した通りにリクエストを送れたかな?」

さらに、「検索条件」タブに切り替えると、あなたが API に対してどのようなリクエストを送ったのかも詳細に確認することができます。

このように、開発中のコネクタが期待通りに動作するかどうかを即座に確認できる、非常に便利な機能が提供されているのです。

今回は、カスタムコネクタの概要、その必要性、そして開発を支援する便利な機能についてご紹介しました。

「これなら自分にもできるかも?」「あの業務の非効率を解消できるかもしれない!」と感じていただけたのではないでしょうか。

カスタムコネクタを活用すれば、 Claris Connect の可能性はさらに広がります。ぜひ、あなたのビジネスの課題解決にお役立てください。